大人のにきびは、治りにくいです。
原因がわかりにくいため、間違った対策をとってしまっているのかもしれません。
治療が遅れる傾向にありますので、正しい知識を身につけましょう。

にきびの基礎知識

にきびができるまで

皮膚は生まれてから剥がれ落ちるまで、約1ヶ月かかります。この一定のサイクルのことをターンオーバーといいます。

ストレスや生活習慣、間違ったスキンケアなどで、ターンオーバーが正常に行われなくなると、古い皮膚が剥がれ落ちずに残ってしまい、皮膚が分厚くなります。

皮膚が分厚くなると、毛穴が詰まりやすくなり、皮脂も閉じ込められた状態が続きます。すると、皮脂を好むアクネ菌が増殖し、毛穴の中で炎症を起こしたり化膿したりすることで、にきびができるのです。

大人にきびと思春期にきびの違い

にきびは思春期によくできます。思春期は、男性ホルモンが活発で、皮脂の分泌量が多くなることが原因です。20代を過ぎ、ホルモンのバランスが安定すると、通常にきびも消えます。

それに対して、大人にきびとは、20歳を過ぎてからできるにきび全般のことをいいます。

口の周りや顎など、顔の下半分にできることが多く、皮脂の少ない部位にもできることが特徴です。大人にきびの原因はさまざまで、ストレス、睡眠不足や偏った食生活などの不規則な生活、便秘、化粧、ホルモンバランスなどが考えられます。

これらを1つでも多く改善していくことが、にきびの予防につながります。

にきびの種類と対策

白にきび

白にきびとは、にきびの初期症状。皮膚の毛穴が白く盛り上がった状態です。

毛穴が閉じてしまい、毛穴の内部に皮脂が詰まることで起こります。毛穴が詰まることが原因ですので、毛穴が閉じないようにしてやることが白にきびの治療になります。

毛穴を清潔に保っていれば、改善する可能性が非常に高いにきびですので、毎日の洗顔が重要です。

洗顔は入浴中がおすすめ。しっかりと泡を立てて、力を入れないでやさしくなでるように洗います。そして、泡が残らないようしっかりとすすぎましょう。

黒にきび

黒にきびも、にきびの初期症状です。

黒にきびは、毛穴の内部に皮脂、老廃物、古い角質などの汚れがたまり、毛穴の外に押し出されて毛穴が開きます。これらが空気に触れて酸化し黒ずんでいる状態です。

治療法は白にきびと同じで、毛穴を清潔に保つようにしてください。

もちろん、しっかり睡眠をとったり、バランスのとれた食事など、生活習慣にも気を配りましょう。

赤にきび

黒にきびが進行、アクネ菌やブドウ球菌が繁殖し、毛穴が炎症を起こした状態を赤にきびといいます。

炎症により肌は赤く腫れ、中央には白い芯が見えます。

この段階まで悪化してしまうと、自分で治療をすることは難しいと思われますので、病院での治療を受けることをおすすめします。

化膿にきび

赤ニキビが悪化すると膿がたまります。真皮や皮下組織もダメージを受け、炎症もひどくなります。

治ってもにきび痕や色素沈着が残る可能性が非常に高いので、この段階になる前に治療することが重要です。

にきびの治療

塗り薬

初期のにきびであれば、塗り薬で治る可能性がありますが、市販されている薬は、抗菌力が弱いため、効かないことも多いようです。

医師による治療

市販薬で治らない場合、皮膚科での治療をおすすめします。皮膚科といっても、にきびに詳しくない皮膚科もありますので、にきびを専門に扱う皮膚科がいいでしょう。

処方薬は市販薬より効果はありますが、刺激も強いため、お肌の弱い方はとくに注意が必要です。

白にきびや黒にきびであれば、比較的簡単に取り除くことができます。

重度のにきびの場合は、抗生物質などを使います。

にきびは、ひどくなればなるほど治療が難しく、大変になりますので、なるべく早く医師の診断を受けたほうがいいでしょう。

他には、薬品を使って、お肌の古い角質を剥がすケミカルピーリング。薬品を使わず、酸素と水を超高速ジェット噴流で治療するジェットピール。レーザー治療などがあります。これらはにきび跡の治療にも効果があります。

自分でするにきび予防

洗顔

洗顔料はなるべく刺激の少ないものを選んでください。天然の素材、無添加、弱酸性が理想です。スクラブ入りは避けてください。

皮脂が残らないようしっかりと洗いましょう。

1. 洗顔料をつける前に、まずはお湯で洗います。このとき、ゴシゴシとこすってはいけません。

2. 洗顔料は、しっかりと泡立ててから顔につけていきます。このときもやさしくなでるように洗っていきます。

3. 絶対に泡が残らないようにすすぎます。泡が残ると、にきびがひどくなったり、炎症を起こし、しみができることもあります。

4. 最後にタオルで顔をたたくように、やさしくふき取ります。

食生活

揚げ物などの脂肪、ケーキなど糖分をとりすぎることは、皮脂の分泌量が増えますので、少し控えたほうがいいでしょう。

しかし、まったく食べてはいけないというわけではありません。偏った食生活をせず、バランスがとれた食事を心がけましょう。

便秘はにきびにもよくありません。ビタミン、ミネラル、食物繊維を摂りましょう。

睡眠

睡眠不足が続くと、皮膚の新陳代謝が低下し、にきびができやすい環境が整います。

とくに夜10時〜朝2時の間は新陳代謝が活発に行われる時間ですので、なるべくこの時間に睡眠をとりたいものです。

ストレス解消

ストレスはにきびの原因です。ストレスを感じたら少しでも早くストレス発散するようにしましょう。自分なりのストレス解消法を見つけましょう。